アタランタのあれこれ

イタリアのサッカークラブであるアタランタのニッチな情報を紹介するブログです。

アタランタ、フアン・ムッソを獲得! 経歴は? どんなプレースタイル?

アタランタはアルゼンチン人GKであるフアン・ムッソ(27)をウディネーゼより獲得しました。移籍金は2000万ユーロといわれており、アタランタにとっては非常に高額な移籍金となりますが、いったいどんな選手なのでしょうか。まずは経歴から見ていきましょう。

 

ラシン・クラブからウディネーゼ

2018年7月、母国アルゼンチンのラシン・クラブよりセリエAウディネーゼに400万ユーロで移籍、それから20-21シーズンまで3年間ウディネーゼでプレーしました。その3年間において、セリエAで102試合&コッパイタリアで2試合出場しており、3年間継続して守護神の座を守り抜いたといえるでしょう。セリエAの他の上位クラブ(インテルやローマ)も関心を寄せている、というイタリア紙の情報が何度も出ており、フアン・ムッソの評価の高さが分かります。

 

アルゼンチン代表では出場機会に恵まれず

フアン・ムッソは年代別代表での出場経験はなく、おそらく選出もされていません。また2019年3月にはアルゼンチン代表(フル年代の代表)に初選出&初出場を果たしますが、その後は代表に選出されてもベンチorベンチ外のみで、代表では確たる地位を築けていません。ただアタランタに移籍したため、少なくとも21-22シーズンにはチャンピオンズリーグに出場する可能性が大です。注目が集まる大会で質の高いプレーを披露すればアルゼンチン代表での立場も向上すると思うので今後に期待ですね。

 

市場価値

トランスファーマーケットによるフアン・ムッソの市場評価を見てみると、セリエAに移籍した時点では100万ユーロでしたがセリエAで活躍することにより大幅に上昇しました。セリエAで1年間プレイすると1000万ユーロとなり、2年後には2000万ユーロとなっています。それ以降は2000万ユーロで停滞していますが、セリエAで上位争いをし、チャンピオンズリーグにも出場するアタランタで活躍できれば移籍金はさらに高騰するのではと想像されます。

 

プレースタイル

フアン・ムッソのプレースタイルとしては、ゴールキーパーに不可欠なセービング技術に長けているのはもちろん、精度の高いパントキックにより攻撃の起点にもなれる、というのが個人的な印象です。現代サッカーにおいては攻撃面での貢献をGKでさえ求められがちですが、高精度のパントキックがあるためムッソなら上手くこなせるのではないでしょうか。ショートパスによる後方からのビルドアップに適応できるのか、という若干の不安はありますが、ムッソ自身の成長にも期待しながらポジティブに考えたいですね。

 

まとめ

アタランタのGKとしては最高額の移籍金となったフアン・ムッソ。セリエAはもちろんのこと、是が非でも優勝トロフィーが欲しいコッパイタリア、そして史上初のベスト4進出を目論むチャンピオンズリーグでの活躍に期待です。ぜひチームのクオリティを高める存在になって欲しいですね。

それでは最後までご覧くださりありがとうございました。