アタランタのあれこれ

イタリアのサッカークラブであるアタランタのニッチな情報を紹介するブログです。

サルバトーレ・エリアがアタランタからベネヴェントへレンタル移籍

アタランタの下部組織出身であるサルバトーレ・エリア(Salvatore Elia)は、1999年6月生まれの22歳でイタリア人です。2020-21シーズンはアタランタからセリエCのペルージャにレンタル移籍し、セリエB昇格へ貢献しましたが、2021-22シーズンの新天地はセリエBに降格したベネヴェントとなりました。移籍形態は買取OP&買戻しOP付レンタルとなっています。サルバトーレ・エリアの成績やヴェネベントについて見ていきましょう。

 

サルバトーレ・エリアのクラブにおける成績

アタランタユース育ちのサルバトーレ・エリアは、アタランタU17→アタランタU19→ユーヴェ・スタビア(レンタル移籍で2年間)→ペルージャ(レンタル移籍)という経歴となっています。ユーヴェ・スタビアとペルージャの両クラブは、ともにセリエC在籍時のレンタル移籍でした。

アタランタU17~ユーヴェ・スタビアまで

アタランタU17では29試合9ゴール、アタランタU19では51試合ゴール6アシストという記録を残しています。2018-19シーズンにはセリエCのユーヴェ・スタビアにレンタル移籍、2シーズン合計で54試合4ゴール7アシストをマークしました。ポジションとしては左右のウイングが中心で、センターフォワードや左右のミッドフェルダーも務めました。

ペルージャ時代

2020-21シーズンにはアタランタからペルージャへレンタル移籍し、40試合9ゴール4アシストを記録、セリエC優勝&セリエB昇格にチームの主力として貢献します。ポジションは右サイドが中心となり、右ウイング、右ミッドフェルダー、右サイドバックと攻撃的なポジションから守備的なポジションまで務めました。

ユーヴェ・スタビア時代から3シーズンにわたりセリエCでプレーし、コンスタントに出場を重ねたサルバトーレ・エリア。セリエBでの初陣はペルージャではなくベネヴェントとなりそうですが、昨シーズンのペルージャでの活躍は今後の成長を促してくれそうですね。

 

ベネヴェントの概要&成績

今シーズンにサルバトーレ・エリアが移籍するベネヴェントについて、概要&成績を見ていきましょう。

ベネヴェントの概要

ヴェネベントはイタリアのカンパニア州にあるクラブチームで、セリエAに在籍するナポリサレルニターナも同州に存在しています。1929年に誕生したベネヴェントですが、近年の躍進は目覚ましく、2015-16シーズンには史上初のセリエB昇格を、そして翌シーズンには史上初のセリエA昇格を決めるなど破竹の勢いです。

ベネヴェントの成績

2017-18シーズンはクラブ史上初のセリエA参戦でしたが、開幕から14連敗を記録するなど苦しみ、最下位でセリエB降格となってしまいました。しかし2019-20シーズンには再びセリエA昇格を決めるなど、着実に成長を遂げているクラブといえます。

2020-21シーズンは再びセリエB降格となってしまいましたが、クラブ創設から80年以上もセリエC以下にしか在籍していなかったクラブなので、セリエAセリエBを行き来している現状はクラブの成長の証しでしょう。サルバトーレ・エリアには自身の成長を実現するだけでなく、ベネヴェントのセリエA定着に貢献してもらいたいですね。

 

まとめ

セリエB初挑戦となるサルバトーレ・エリア。勢いのあるベネヴェントで切磋琢磨しながら成長し、自身とベネヴェントをセリエA常連に導いて欲しいと個人的に思います。

それでは最後までご覧くださりありがとうございました。

ナディール・ゾルテアがアタランタからサレルニターナへレンタル移籍

2014年にアタランタのユースチームに加入したナディール・ゾルテア(Nadir Zortea)は、1999年6月生まれの22歳でイタリア人です。2020-21シーズンはアタランタからセリエBクレモネーゼにレンタル移籍していましたが、2021-22シーズンはセリエAに昇格したサレルニターナへのレンタル移籍が決定しました。ちなみに買取OP&買戻しOP付きとなっています。ディール・ゾルテアの成績やサレルニターナについて見ていきましょう。

 

ナディール・ゾルテアのクラブにおける成績

アタランタへ加入後は、アタランタU17→ヴィチェンツァU19(レンタル移籍)→アタランタU19の順番に在籍した後、2019-20シーズンにはアタランタからセリエBクレモネーゼへレンタル移籍が決定しました。

 

アタランタユース加入後~アタランタU19まで

2014年に加入後はアタランタのユースチームを中心に出場を積み重ね、アタランタユース時代は74試合に出場し5得点14アシスト、ヴィチェンツァU19時代は9試合に出場し1得点を記録しています。ポジションは右サイドバックが中心で、まれに右ウイングや右ミッドフェルダー(ウイングバックかも)でもプレーしました。

クレモネーゼ時代

2019-20シーズンにはアタランタからクレモネーゼへレンタル移籍し、2020-21シーズンまでの2年間プレーすることになりました。2019-20シーズンには26試合に出場し1得点2アシスト、2020-21シーズンには29試合に出場し2アシストという成績で、セリエBにおいて2シーズン合計で55試合に出場し1得点4アシストを記録しています。

2年間在籍し十分な出場機会を得ていることから、クレモネーゼで信頼を勝ち得ていたことが分かりますね。またポジションについては左右のサイドバックとミッドフェルダー(ウイングバックかも)を主にこなし、ユース時代よりも器用な選手になった印象を受けます。

 

サレルニターナの概要&成績

今シーズンにナディール・ゾルテアが移籍するサレルニターナはどのようなチームなのでしょうか。見ていきましょう。

 

サレルニターナの概要

サレルニターナはイタリアのカンパニア州にあるクラブチームで、セリエAに在籍するナポリも同州に存在し、こちらは州都にもなっています。セリエAには2シーズン在籍したことがあり、2021-22シーズンは実に23年ぶりのセリエA復帰となりました。

サレルニターナの成績

21世紀に入ってからは、財政の問題で一時はセリエDへ降格したこともありましたが、基本的にはセリエBとセリエCに在籍しています。2020-21シーズンには19勝12分け7敗の成績で2位を獲得し、プレーオフなしでセリエA昇格となりました。サレルニターナにとっては久しぶりのセリエA復帰、ゾルテアからすればセリエA初挑戦ということもあり簡単ではないでしょうが、サレルニターナ&ゾルテアの躍進に期待したいと思います。

 

まとめ

セリエA初挑戦となるナディール・ゾルテア。新チームであるサレルニターナでも信頼を勝ち取り、チームの残留&上位進出に貢献して欲しいですね。

それでは最後までご覧くださりありがとうございました。

エマニュエル・ギャブアがアタランタからペルージャへレンタル移籍

2015年よりアタランタの下部組織に加入したエマニュエル・ギャブア(Emmanuel Gyabuaa)は、2001年9月生まれの19歳でイタリア人です。2020-21シーズンはアタランタのユースチームでプレーしていましたが、2021-22シーズンはセリエBペルージャへのレンタル移籍が決定しました。エマニュエル・ギャブアの成績やペルージャについて見ていきましょう。

 

エマニュエル・ギャブアのクラブにおける成績

様々なクラブで出場経験を持つわけではないため、ユースチーム時代から簡単に見ていきましょう。

 

アタランタユース加入後~アタランタU17まで

2015年に加入後はアタランタのユースチームにおいて出場を積み重ねます。2017-18シーズンまではアタランタU17でプレーし、合計で31試合に出場しました。ポジションはミッドフェルダーでセントラルミッドフェルダーでの出場が多めです。

アタランタU19時代(セリエAで初出場)

2018-19シーズンからはアタランタU19へ昇格を果たし、2020-21シーズンまで3年間プレーすることになります。17歳にもかかわらずアタランタU19へ飛び級昇格していることから、ギャブアの高い評価が見て取れます。そして昇格初年度から出場を積み重ねていき、1年目は30試合、2年目は25試合、3年目は33試合に出場しました。安定した出場試合数からチームの主力として活躍していたことが分かりますね。

また3年目の2020-21シーズンにはセリエAで初出場も果たしており、ギャブアにとって感慨深いシーズンになったと思います。2021-22シーズンはペルージャへレンタル移籍が決定してセリエB初挑戦となりますが、アタランタU19での活躍をセリエBの舞台でも見せて欲しいですね!

ペルージャの概要&成績

今シーズンにエマニュエル・ギャブアが移籍するペルージャはどのようなチームなのでしょうか。見ていきましょう。

 

ペルージャの概要

ペルージャはイタリアのウンブリア州にあるクラブチームで、元日本代表の中田英寿選手が在籍していました。2004-05シーズンの終わりには破産によりセリエBからセリエCへ、2009-10シーズンの終わりには経営悪化によりセリエCからセリエDへの降格を余儀なくされるなど、21世紀に入ってからは苦しい状況が続いているクラブといえます。

ペルージャの成績

21世紀に入ってからはセリエAセリエB、セリエC、セリエDと様々なリーグで戦っていますが、2003-04シーズンにセリエB降格が決まり、それ以降ペルージャセリエAに参加したことはありません。2020-21シーズンはセリエCで23勝10分5敗の成績で優勝を果たし、2021-22シーズンはセリエBに属することが決定しているペルージャ。昇格初年度・移籍初年度ということもあり難しいでしょうが、ギャブアにはペルージャセリエAに導くような成績を期待したいですね。

 

まとめ

セリエB初参戦となるエマニュエル・ギャブア。ペルージャで輝きを放ち、あわよくば昇格戦を戦えるように頑張って欲しいです。それでは最後までご覧くださりありがとうございました。

カレブ・オコリがアタランタからクレモネーゼへレンタル移籍

2015年よりアタランタの下部組織に加入したカレブ・オコリ(Caleb Okoli)は、2001年7月生まれの20歳でイタリア人です。昨シーズンはセリエBのSPALにレンタル移籍していましたが、今シーズンはセリエBクレモネーゼへのレンタル移籍が決定しました。期待の若手であるカレブ・オコリの成績やクレモネーゼについて見ていきましょう。

 

カレブ・オコリのクラブにおける成績

様々なクラブで出場経験を持つわけではないため、ユースチーム時代から簡単に見ていきましょう。

 

アタランタユース加入後~SPAL移籍まで

2015年に加入後はアタランタのユースチームにおいて出場を積み重ね、その活躍が認められてトップチームに帯同することもありました。しかし、セリエAでの試合にベンチ入りしたことはありますが出場経験はなく、2020-21シーズンのSPALへのレンタル移籍がプロ選手としての第一歩を踏み出した瞬間といえるでしょう。

 

SPAL移籍後(2020-21シーズン)

環境の変化によるものか、移籍当初は十分な出場機会を得ることは出来ませんでしたが、後半戦からはセンターバックとしての出場機会を増やし、2020-21シーズンは公式戦19試合に出場し1得点を記録しました。2020-21シーズンにおけるセリエBの後半戦では19試合中15試合に先発出場、そのうち14試合にフル出場と主力として活躍していたと思うので、2021-22シーズンでは更なる活躍に期待ですね!

 

クレモネーゼの概要&成績

今シーズンにカレブ・オコリが移籍するクレモネーゼはどのようなチームなのでしょうか。

 

クレモネーゼの概要

クレモネーゼアタランタと同じロンバルディア州をホームとするクラブで、セリエAでプレーしたシーズンもありますが、主にセリエBやセリエCを主戦場とするクラブです。2020-21シーズンにはアタランタのイタリア人GKであるマルコ・カルネセッキが在籍していました。

クレモネーゼの成績

21世紀に入ってからはセリエCに在籍することがほとんどでした。しかし、2017-18シーズンから2020-21シーズンの4年間は継続してセリエBに残留することを果たしており、クラブの悲願に違いないセリエA昇格の期待が高まります。2020-21シーズンはセリエBで13位(12勝12分14敗)でした。

 

まとめ

セリエBのチームから必要とされているカレブ・オコリ。今シーズンはクレモネーゼセリエA昇格へと導く活躍を見せ、セリエAで出場できる選手へと成長して欲しいですね。それでは最後までご覧くださりありがとうございました。

 

 

アタランタの歴史~2016-17シーズンの移籍市場と成績~

2015-16シーズンはセリエA13位となり、チャンピオンズリーグヨーロッパリーグの出場権を獲得できなかったアタランタ。しかしセリエA残留を果たしているため最低限のノルマを達成したといえます。とはいえ、上位進出を目指すには新戦力の獲得を必要とします。移籍市場での動き、またセリエAコッパイタリアの成績も見ていきましょう。

 

主要な新戦力ベスト3

個人的なベスト3は以下のようになりました。一人目は選手ではなく監督となっています。また個人的なベスト3には入りませんでしたが、フランク・ケシエ(コートジポアール)も素晴らしい活躍をみせてくれました。

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(イタリア)

昨シーズンまではジェノアを率いていましたが、今シーズンよりアタランタの監督に就任したガスペリーニジェノアの監督は2回就任しており、2006年から2010年までチームを率いた1回目では、就任1年目の06-07シーズンにセリエA昇格(94-95シーズンぶりのセリエA復帰)、08-09シーズンにはヨーロッパリーグ出場権を獲得という素晴らしい成績を残しました。

また2回目は2013年から2016年までチームを率いましたが、14-15シーズンにはセリエA6位という成績を残しています。低迷していたジェノアセリエA常連だけでなくヨーロッパリーグ出場権にまで導いたガスペリーニを獲得したことは、今シーズンの最大の補強になったと思います。

 

マッティア・カルダーラ(イタリア)

アタランタの下部組織出身のディフェンダーで、昨シーズンはチェゼーナにレンタル移籍していましたが、今シーズンよりアタランタのトップチームに復帰しました。セリエAで30試合、コッパイタリアで1試合に出場しアタランタのディフェンスリーダーとしてチームに貢献しましたが、素晴らしい活躍を見せたため、18-19シーズンに絶対王者ユベントスへ移籍することが決定します。そのことは残念ですが、今シーズンの輝きを客観的に証明する出来事といえるでしょう。

 

レオナルド・スピナッツォーラ(イタリア)

ユベントスからレンタル移籍で獲得したウイングバックサイドバックの選手で、今シーズンはセリエで30試合、コッパイタリアで2試合に出場を果たし、チームの主力として活躍しました。スピナッツォーラの魅力といえば、他のポジションと比較して人材不足と言われる左利きのウイングバックサイドバックであること、高い攻撃性能を有していることが挙げられるでしょう。

 

セリエA

成績

4位 21勝9分8敗 62得点41失点 

評価

昨シーズンは13位とパッとしない成績でしたが、今シーズンは4位と大躍進を遂げました。この成績を残したのは、もちろん選手たちの活躍もあるのですが、やはりガスペリーニ監督の手腕が大きいと思います。下部組織出身を含む若手選手を積極的に起用し、優れた戦術家でもあるガスペリーニ監督ですが、戦術の特徴としては、マンツーマン・ディフェンス、プレッシング時の緻密なマークの受け渡しが挙げられます。マンツーマンのため1対1となりやすく、アタランタの選手は1対1で優位に立つことが求められるので、対人戦に強い選手が起用される傾向にあると基本的にはいえるでしょう。

チームとして考えると、90-91シーズン以来のヨーロッパリーグ出場権を獲得したのですから、今シーズンのセリエAでの戦いは満点だと思います。またガスペリーニ監督としてもセリエAで自身の最高順位を更新したと思うので、文句なしの満点でしょう。

 

コッパイタリア

成績

ベスト16

評価

3回戦からの出場となったアタランタクレモネーゼを3対0で倒して次ラウンドに進出すると、ペスカーラにも3対0で勝利を収めて見事ベスト16に進出します。相手は近年セリエAで無敵の強さを誇るユベントス。2対3と善戦しましたが惜しくも敗北となりました。ベスト16でユベントスと対戦とは不運でしたが、2試合に勝利しベスト16に進出したので十分満足できる成績といえるのではないでしょうか。

 

まとめ

コッパイタリアはベスト16と十分な結果を残し、セリエAではアタランタ史上初の4位&ヨーロッパリーグ出場権の獲得しました。不満のない完璧なシーズンだったと思います。

 

それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。

アタランタの歴史~2017-18シーズンの移籍市場と成績~

2016-17シーズンはセリエAで4位を確保し、1990-91以来のヨーロッパリーグ(当時はFAカップ)出場権を獲得したアタランタ。クラブとして久しぶりの過密日程を経験することになりますが、週に2試合を戦うためには戦力の充実が必要です。アタランタは新戦力の獲得を上手く行えたのでしょうか。またセリエAヨーロッパリーグコッパイタリアの成績も見ていきましょう。

 

主要な新戦力ベスト3

 今シーズンの活躍面から考えると以下の3人でしょう。

マルテン・デ・ローン(オランダ)

2015-16シーズンまでアタランタに在籍していましたが、2016-17シーズンにプレミアリーグミドルズブラに移籍、そして本シーズンに1670万ユーロといわれる移籍金で復帰しました。ポジションはミッドフェルダーで守備的な役割をこなすことが多いです。本シーズンはアタランタで46試合に出場し、3得点3アシストを記録、チームの心臓として欠かせない存在となりました。

 

ヨシップ・イリチッチ(スロベニア

セリエAフィオレンティーナからやってきた攻撃的な選手で、移籍金は640万ユーロといわれています。アタランタで41試合に出場し、15得点10アシストという素晴らしい数字を記録し、加入1年目から大活躍をみせました。

 

ティモシー・カスターニュ(ベルギー)

ベルギーリーグのヘンクから獲得したサイドバックウイングバックの選手で、アタランタは650万ユーロの移籍金を支払ったとされています。アタランタで26試合に出場し1得点3アシストをマークしました。ウイングバックにはロビン・ゴセンス、レオナルド・スピナッツォーラ、ハンス・ハテブールなどが在籍しており、カスターニュは絶対的なレギュラーという立場ではありませんでしたが、左右のウイングバックの控えとして十分な出場機会を得たと思います。

 

戦力の充実は叶わず

ただ獲得については素晴らしかったのですが、アンドレア・コンティ、ロベルト・ガリアルディーニ、フランク・ケシエなど、レギュラークラスの放出が多発して戦力の充実を果たせたとは言い難い移籍市場となりました。

 

セリエA

成績

7位 16勝12分10敗 57得点39失点 

評価

ヨーロッパリーグがあるため過密日程となり、体力面において対戦相手よりも厳しい状況に置かれることが多いこともあってか、昨シーズンの4位から下がってしまいました。せめて移籍市場で戦力の充実を果たせていれば上位を目指せていたのかもしれません。ただ最近まで降格圏争いをしていたアタランタを思えば、2年連続でヨーロッパリーグ出場権を獲得できたのだから大成功と言えるでしょう。

 

ヨーロッパリーグ

成績

ベスト32

評価

クラブとして久しぶりの参加となった欧州のカップ戦。グループリーグでは強豪チームのリヨン&エヴァ―トン、アポロンと争い1位通過を決めます。しかし、ベスト32では大ハズレの対戦相手といえるドルトムントと戦うことになり、2戦合計で3対4と惜敗しました。正直ヨーロッパリーグのベスト32からドルトムントは災難でしたね。。。ただベスト32進出を果たしたことから満足のいく結果だと思います。

 

コッパイタリア

成績

ベスト4

評価

昨シーズンのセリエAを4位で終えたためベスト16スタートになったアタランタ。ベスト16でサッスオーロ、ベスト8でナポリを打ち破りますが、ベスト4でユベントスに2戦合計0対2で敗れます。セリエAコッパイタリアで無類の強さを誇っているユベントスの壁は厚かったです。ただベスト4進出は果たしているためノルマは達成したといえるでしょう。

 

まとめ

昨シーズンよりも過密日程になったせいか、セリエAでは順位を落としてしまいましたが、ヨーロッパリーグ出場権獲得という大成功を収めましたし、ヨーロッパリーグコッパイタリアの成績も少なくともノルマ達成は実現したと思います。なので成功を収めた1年だったといえるでしょう。

 

それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。

アタランタの歴史~2018-19シーズンの移籍市場と成績~

2017-18シーズンにはヨーロッパリーグに出場しベスト32入りを果たしたアタランタ。悲願のチャンピオンズリーグ初出場を果たすためにはセリエAで4位以内に入る必要があります。そのためには戦力の充実を図る必要がありますが、本シーズンの移籍市場は上手く立ち回れたのでしょうか。またセリエAヨーロッパリーグコッパイタリアの成績も見ていきましょう。

 

主要な新戦力ベスト3

昨シーズンの主力選手であったアンドレア・ペターニャ(イタリア)などを売却しましたが、そのマイナスを補って余りある補強を本シーズンは行いました。

 

ドゥバン・サパタ(コロンビア)

セリエAナポリからやってきたストライカーで、買取OP付きレンタルにより獲得しました。2020年にOPを行使しましたが、移籍金は総額で2600万ユーロとなっており、アタランタからすれば超高額といえます。しかし、本シーズンは3つのコンペンション合わせて48試合に出場しましたが、28ゴール8アシストという驚異的な成績を記録してチームを高みへと導き、移籍金に見劣りしない活躍をみせました。

 

ピエルルイジ・ゴッリーニ(イタリア)

プレミアリーグアストン・ヴィラからやってきたゴールキーパーで、440万ユーロでの獲得となりました。全コンペンションで27試合に出場し、チームの主力として活躍しました。トランスファーマーケットによる市場価値も、獲得時には350万ユーロだったのが本シーズン末には600万ユーロへと上昇しており、ゴッリーニの成長が客観的データによっても読み取れます。

 

マリオ・パシャリッチ(クロアチア

プレミアリーグチェルシーから買取OP付きレンタルにより移籍してきたミッドフィルダーで、アタランタは総額1700万ユーロによる買取OPを2020年に行使しました。本シーズンは42試合に出場して8ゴール6アシストという成績を記録、移籍初年度からチームにフィットしたといえるでしょう。

 

セリエA

成績

3位 20勝9分9敗 77得点46失点 

評価

チャンピオンズリーグ出場権を初めて獲得した本シーズン、満点の評価といえるでしょう。セリエAにおいて最多得点のチームにもなり、アタランタの特色である攻撃的で魅力的なサッカーが存分に展開されました。またドゥバン・サパタはセリエAで23ゴールをあげて得点ランキングで2位にランクインし、惜しくも得点王とはなりませんでしたが素晴らしい活躍をみせ、今シーズンの個人的なMVPです。(ちなみに1位はファビオ・クアリャレッラの26ゴールです)。

 

ヨーロッパリーグ

成績

プレーオフ敗退

評価

ACミランの出場権取り消し騒動があり、グループリーグから参加なのか、予選から参加なのか判明するのに時間が掛かりました。結局アタランタは予選から出場しましたが、残念ながらプレーオフコペンハーゲンに敗北しました。急に出場が決まったことから準備に難しさがあったとは思います。しかしグループリーグに参加できなかったということで、欧州のカップ戦については失敗の1年だったと言わざるを得ないでしょう。

 

コッパイタリア

成績

準優勝

評価

昨シーズンのセリエAを7位で終えたためベスト16スタートになったアタランタ。ベスト16でカリアリ、ベスト8でユベントス、ベスト4でフィオレンティーナを打ち破り決勝進出を果たしますが、強豪ラツィオの前に力尽きます。近年、セリエAコッパイタリアで無類の強さを誇っていたユベントスを倒したのにもかかわらず、タイトルを逃すという非常に悔しい結果となりましたが、決勝進出の時点で大成功だったと思います。

 

まとめ

アタランタにとって、チャンピオンズリーグ出場権の獲得は今シーズンの重大な目標の1つであったに違いありません。ヨーロッパリーグを早期に敗退したとはいえトータルで見れば文句のつけようのない1年だったと思います。

 

それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。