アタランタ所属選手の出場時間ランキングとターンオーバーの成否(2021/03/08)
セリエA、チャンピオンズリーグ、コッパイタリアと3つのコンペンションを戦い続けているアタランタ。最も出場時間を得ている選手は誰なのでしょうか。まずは各ポジションごとに見ていきましょう。また出場時間からターンオーバーが上手にできているかも考えていきます。
GKの出場時間ランキング
1位 ピエルルイジ・ゴッリーニ(25):1866分(21試合)
2位 マルコ・スポルティエッロ(28):1374分(16試合)
3位 フランチェスコ・ロッシ(29):0分(0試合)
GKの中で最も出場時間を獲得しているのはゴッリーニですが、スポルティエッロも十分な出場時間を得ており、2人で上手くターンオーバーできている印象です。他のポジションに比べてターンオーバーの意義は薄いかもしれないですが、怪我や出場停止に備えて控えGKの試合勘があると安心できますよね。
CBの出場時間ランキング
1位 ベラト・ジムシティ(28):2640分(31試合)
2位 ラファエウ・トロイ(30):2452分(30試合)
3位 クリスティアン・ロメロ(22):2371分(28試合)
4位 ホセ・ルイス・パロミーノ(31):1966分(32試合)
5位 ボシュコ・シュタロ(21):410分(9試合)
6位 マッティア・カルダラ(26):107分(7試合)
他のポジションの選手を起用することもありますが、CBに関しては基本的にジムシティ、トロイ、ロメロ、パロミーノの4人で出場時間を分け合っていることが分かります。アタランタのCBのポジションは3つが基本なので、ある程度ターンオーバーを行えていますね。ただ怪我や出場停止で2人以上の主力が欠ける可能性もあると思います。試合勘を保つために、もう少しシュタロやカルダラに出場時間を与えて欲しい気もしますね。
WBの出場時間ランキング
1位 ロビン・ゴセンス(26):2529分(31試合)
2位 ハンス・ハテブール(27):1936分(24試合)
3位 ヨハキム・メーレ(23):898分(14試合)※冬に加入
4位 マッテオ・ルッジェーリ(18):219分(7試合)
5位 ダビデ・ギスランディ(19):4分(1試合)
※他に3選手いましたが冬に移籍しました。出場時間を獲得できなかった印象です。
冬に退団した3選手やCBのシュタロなども起用されますが、主にゴセンス、ハテブール、メーレの3人で出場時間を分け合っています。しかし、海外メディアの情報を追っているとハテブールは長期離脱の可能性が高そうなので、ゴセンス、メーレへの負担増が予想されるため今後のターンオーバーは重要でしょう。とはいえルッジェーリやギスランディなどは若く、純粋に戦力として計算するのは難しい気がします。WBは負担の大きいポジションだと思うので、CBの選手などで上手にターンオーバーを行い、ゴセンスとメーレが重要な試合を万全の状態で出場できるようにして欲しいですね。
CMF(DMF)の出場時間ランキング
1位 レモ・フロイラー(28):2521分(32試合)
2位 マルテン・デ・ローン(29):2488分(31試合)
3位 マリオ・パシャリッチ(26):960分(20試合)
OMFのペッシーナを起用することもありますが、基本的にはデ・ローンとフロイラーで出場時間を分け合っています。パシャリッチはOMFで起用されることもあり、CMFでの出場時間はさらに少ないはずなので、ターンオーバーに関しては上手くいっていないポジションかもしれません。ただパシャリッチは2か月間の負傷離脱があったので、今後は出場時間を伸ばしていくはずです。ペッシーナ、パシャリッチを適当に起用することでデ・ローンとフロイラーの負担を減らし、上位対決やカップ戦を良いコンディションで戦えるようにして欲しいですね。
OMFの出場時間ランキング
1位 マッテオ・ペッシーナ(23):1829分(27試合)
2位 ルスラン・マリノフスキ(27):1273分(28試合)
3位 アレクセイ・ミランチュク(25):538分(20試合)
4位 ヴィクトル・コヴァレンコ(25):0分(0試合)※冬に加入
他にもCMFのパシャリッチやFWのイリチッチ、そして冬に退団したゴメスなど多くの選手がこなせるポジションで、出場時間は適度に分散されている印象です。むしろ足りていないと言えるかもしれません。538分の出場にもかかわらず5G1Aを記録しているミランチュク、冬移籍で加入してから試合に出ていないコヴァレンコの2人が出場時間を伸ばし、レギュラー争いを活発にしてほしいというのが個人的な願望です。
FWの出場時間ランキング
1位 ドゥバン・サパタ(29):2157分(34試合)
2位 ヨシップ・イリチッチ(33):1472分(26試合)
3位 ルイス・ムリエル(29):1430分(33試合)
4位 サム・ラマース(23):250分(14試合)
OMFの選手を起用することもありますが、基本的にはサパタ、イリチッチ、ムリエルの3人で出場時間を分け合っている状態です。上手くターンオーバーできている印象ですね。ムリエルに関しては18G9Aという素晴らしい成績を残しており、79分の出場で1得点を上げている計算となります。サパタも13G11Aと大活躍なので、上手にターンオーバーを活用しシーズン終了まで好調を維持して欲しいですね。
全選手の出場時間ランキング
1位 ベラト・ジムシティ(28):2640分(31試合)
2位 ロビン・ゴセンス(26):2529分(31試合)
3位 レモ・フロイラー(28):2521分(32試合)
4位 マルテン・デ・ローン(29):2488分(31試合)
5位 ラファエウ・トロイ(30):2452分(30試合)
全選手の中で最も出場時間を獲得しているのはジムシティとなりました。2位以下はゴセンス、フロイラー、デ・ローン、トロイと続き、DFの選手が目立ちますね。CBのジムシティとトロイはともかく、WBのゴセンス、CMFのフロイラーやデ・ローンは負担が大きいと思うので、適度なターンオーバーでコンディションを維持し怪我なくシーズン終了まで活躍して欲しいですね。特にコッパイタリアは決勝進出を果たしており、悲願のタイトル獲得に向けてあと一歩なので万全の状態で臨めることを願っています。
以上、「アタランタ所属選手の出場時間ランキングとターンオーバーの成否」でした。ご覧くださりありがとうございました。